富士市で外壁塗装に使える補助金・助成金【2026年最新版】

富士市で外壁塗装を考えている方から「補助金はありますか?」というご相談をよくいただきます。

率直にお伝えすると、2026年現在、富士市には外壁塗装のみを対象とした専用の補助金制度はありません。ただし、空き家活用・耐震改修との組み合わせや、国の省エネ補助金の活用によって、条件次第では費用の一部を補助してもらえる可能性があります。

富士市の補助金の実態、使える可能性がある制度の条件、申請で引っかかりやすいポイントまで、順番に確認していきます。

富士市に外壁塗装の補助金・助成金はある?【2026年最新】

富士市では、外壁塗装のみを目的とした補助金・助成金制度は現在設けられていません。静岡県内でも外壁塗装を直接対象とした補助金を持つ自治体は少なく、富士市はその対象外となっています。

ただし、「外壁塗装が対象工事に含まれる制度」は存在します。たとえば空き家活用のためのリフォーム補助金や老朽化した木造住宅の耐震補強事業などがあり、こうした制度を通じて外壁塗装の費用の一部を補助してもらえるケースがあります。

「富士市で外壁塗装の補助金はない」と一概に諦める前に、ご自宅の状況に当てはまる制度がないか確認してみましょう。以下で具体的な制度を紹介します。

2026年 富士市の補助金最新状況(公式情報の確認)

富士市公式ウェブサイトの「住まいの補助金・支援制度」ページを2026年5月時点で確認すると、外壁塗装を直接の対象とした補助金の掲載はありません。掲載されているのは主に浄化槽設置・維持管理費補助金、ブロック塀等耐震改修促進事業、がけ地近接危険住宅移転支援事業などです。

インターネット上には「富士市住宅リフォーム支援事業補助金(工事費の10%・上限10万円)」という情報が掲載されているサイトもありますが、現在この制度が受付中かどうかは確認できていません。過去に運営されていた制度であり、既に終了している可能性があります。

当店が富士市内での施工を担当するなかで感じるのは、ネット上の補助金情報は更新が追いついていないケースが多いということです。「対応できると聞いて申し込んだのに、実は終了していた」という相談を受けることがあります。申請を検討している場合は、必ず富士市役所の住宅担当窓口に最新の受付状況を直接確認してください。補助金情報は鮮度が命です。

富士市で使える補助金・助成金の種類と条件

「外壁塗装が対象に含まれる制度」として、富士市で使える可能性があるものを3つ挙げます。

富士市 空き家リフォーム支援補助金交付制度

富士市の空き家バンクに登録された物件を取得または賃借してリフォームする場合に活用できる補助金です。外装・屋根の改修工事も対象に含まれるため、空き家の外壁塗装にも利用できます。

  • 対象物件:富士市空き家バンクに登録された空き家
  • 対象者:空き家バンクを通じた賃貸借契約または売買契約が締結済みの方(賃借人・購入者など)
  • 対象工事:外装・屋根・内装・台所・トイレ・風呂等の改修工事(増築は要相談)
  • エリア:市内全域(災害危険区域・市街化調整区域は条件あり)

この制度は空き家バンクへの登録と、バンクを通じた物件取得が前提です。空き家を相続した方や移住を検討している方が活用するケースが多い制度です。補助額・受付期間は変更される場合があるため、富士市の担当窓口に最新情報をご確認ください。

富士市 木造住宅耐震補強事業

昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅の耐震補強工事への補助金です。外壁工事そのものを対象とした制度ではありませんが、耐震補強と同時に外壁を改修するケースでは工事全体のコストを抑えられることがあります。

  • 対象:昭和56年5月31日以前に建築・または工事中だった木造住宅
  • 条件:耐震診断で耐震評点が1.0未満の住宅を1.0以上にする補強工事(評点を0.3以上上げることが必要)

旧耐震基準の住宅にお住まいの方は、外壁塗装前に耐震診断を受けることで補強工事と塗装を同時に計画できます。同時施工は足場費用の節約にもなります。

富士市 ブロック塀等耐震改修促進事業

通学路・避難路沿いの危険なブロック塀の撤去・改修を支援する制度です。ブロック塀の撤去後に外構や外壁を整える工事と合わせて検討する方もいます。

  • 対象:通学路・避難路等沿いの高さ60cmを超えるブロック塀等の撤去、またはブロック塀等の改善
  • その他の道路沿いのブロック塀撤去も別途対象あり

国の省エネ補助金(みらいエコ住宅2026事業)は外壁塗装に使える?

「国の補助金で外壁塗装ができる」という情報を見かけた方もいると思いますが、外壁の塗り替え単体では国の補助金は利用できません。

2026年現在、国土交通省・環境省・経済産業省が連携する「住宅省エネ2026キャンペーン(みらいエコ住宅2026事業)」での外壁工事の扱いは以下のとおりです。

  • 外壁への塗料の塗り替え(遮熱塗料・断熱塗料を含む):補助対象外
  • 外壁にグラスウール等の断熱材を新設する「外壁断熱改修」:補助対象

塗料を塗り替えるだけでは断熱材の設置とは認められないため、国の省エネ補助金の対象にはなりません。ただし断熱材を外壁に新設する工事であれば対象です。断熱改修と外壁塗装をセットで計画すれば、足場費用も一回分に抑えられます。

補助金制度の全体像については、外壁塗装の助成金・補助金【2026年】全国で使える制度と申請の流れの記事でも詳しく解説しています。国の制度と自治体の制度の違い・申請手順もあわせてご確認ください。

補助金申請の流れと注意点(工事前申請が必須)

補助金を使おうとして一番多い失敗が「工事を先に始めてしまった」です。着工後の申請はほぼ認められません。補助金を使うつもりなら、業者に連絡する前に窓口確認から始めてください。

手順はだいたい以下の流れです。

  1. 制度の確認:富士市役所または公式サイトで最新の受付状況・対象工事を確認する
  2. 施工業者を選ぶ:補助金申請の経験があり、必要な条件(市内業者等)を満たす業者に相談する
  3. 事前申請:必要書類を揃えて着工前に申請書を提出する
  4. 承認を待つ:交付決定通知が届くまで着工しない
  5. 工事を実施:承認後に工事を開始する
  6. 完了報告:工事完了後に完了報告書と写真等を提出する
  7. 補助金の受取:審査後に補助金が振り込まれる

補助金には年間の予算枠があり、早めに締め切る制度も少なくありません。4〜5月に動き始めるのが安全です。

静岡県の補助金制度(周辺地域との比較)

富士市には外壁塗装専用の補助金がありませんが、静岡県内の他の市区町村では独自の助成制度を持つところもあります。

たとえば函南町では「函南町商工会リフォーム助成事業」として、外壁・屋根塗装を含む住宅改修に工事費の20%(上限20万円)を助成しています(2026年5月現在受付中)。隣接する富士宮市や三島市など静岡県東部・中部でも独自の補助金制度が設けられている場合があります。

富士市は現時点で外壁塗装に使いやすい補助金が少ない状況です。ただ制度は年度ごとに動くので、「今年度はどうですか?」と市役所の住宅担当窓口に聞くだけで最新情報がわかります。年に一回、年度はじめに確認する習慣をつけておくといいです。

補助金が使えなくても費用を抑える方法

補助金の対象に当てはまらなかった場合でも、外壁塗装の費用を賢く抑えることは可能です。

複数業者から相見積もりを取る

外壁塗装の費用は業者によって大きく異なります。3社以上から見積もりを取ることで適正価格の目安がわかります。見積もり書には塗料の種類・グレード・塗装回数が明記されているか確認してください。安さだけを比べても意味がなく、工事内容と根拠の丁寧さで業者を選ぶのが正解です。

火災保険(風災・雹災)の適用を確認する

台風や強風、雹(ひょう)によって外壁にダメージを受けた場合、火災保険の「風災」「雹災」として補償される場合があります。補助金とは別の制度ですが、自然災害による損傷であれば修繕費用を賄える可能性があります。損害の状況は現地調査が必要なため、まず加入している保険会社に相談してみてください。

耐震改修・断熱改修と同時施工でコストを抑える

耐震補強や断熱改修のタイミングで外壁塗装も一緒にやれば、足場費用(相場10〜20万円)が一回分で済みます。耐震補強事業の補助金を使いながら外壁塗装もまとめて、という判断は実際によく聞きます。

塗料のグレードを工事内容に合わせて選ぶ

初期費用を抑えたければ塗料グレードを下げる手もあります。シリコン系・ラジカル系・フッ素系それぞれ耐久年数と費用のバランスが違うので、「何年後にまた塗り直すつもりか」を軸に業者と話し合うと決めやすいです。

よくある質問

Q. 富士市に外壁塗装の補助金はありますか?

A. 2026年5月時点で、外壁塗装のみを対象とした補助金制度は富士市にはありません。ただし空き家リフォーム支援補助金や国の省エネ補助金と断熱改修の組み合わせによって、条件によっては補助を受けられるケースがあります。最新情報は富士市役所の住宅担当窓口にご確認ください。

Q. 工事後に補助金を申請することはできますか?

A. 原則として着工前の事前申請が必須です。工事を始めてから申請しても受け付けてもらえないケースがほとんどです。補助金の利用を検討している場合は、業者への発注や着工スケジュールを決める前に申請の手続きを進めてください。

Q. 複数の補助金を同時に申請できますか?

A. 制度によっては国の補助金と市の補助金を同時に活用できるケースもあります。ただしそれぞれの制度で対象工事や申請ルールが異なるため、補助金申請の経験がある業者に相談しながら確認することをおすすめします。

Q. 地元以外の業者でも補助金は使えますか?

A. 富士市の一部の制度では「市内業者による施工」を条件としています。業者選びの際は、補助金の要件を満たすかどうかを事前に確認してください。補助金申請をサポートしてくれる業者を選ぶと手続きがスムーズです。